11月14日(土)子どもの権利条約フォーラム2020in南砺 なんとキッズ ライツフェス

 

第1日目は

「尾木ママ」の愛称で知られる

教育評論家・法政大学名誉教授の尾木直樹氏による基調講演

「コロナ時代を子どもと共に生きる 〜子どもの権利条約を羅針盤に〜」

をお聴きします。

そして

いよいよ尾木ママの登壇です

「コロナ時代を子どもと共に生きる 〜子どもの権利条約を羅針盤に〜」

 

はじめに

長野県では横断歩道の手前では必ずクルマが止まってくれるそうです。富山県では残念ながら横断歩道の手前で止まるクルマはとても少ないです。

どうしてか?

長野県では必ずクルマが止まるから、止まってくれた子どもが大人になったら自分も止まるのが当たり前になる・・・

 

子どもの権利条約について

・子どもは(日本では)18歳未満

・4年前の2016年に18歳で選挙権を得られることに。国連から再三にわたって要求されての導入で、世界で177番目にとなったことは、たいへん不名誉なことだそうです。

・陸続きの北欧諸国は競い合うように子どもの権利をどんどん導入していく

 

・ペストから学ぶ

ペスト以前の絵とペスト後の絵に違いがある

ペスト後は生き生きとした絵が生まれた(ルネサンス)

コロナが終息したら

素晴らしい絵、音楽、文化などが誕生するのでは?

 

・臨時休業を振り返って

世界で15億人の子どもが一斉に休校となったが

子どもの権利である「学び」は止めるわけにはいかない

OECDがオンラインを推奨し各国が導入をすすめたが

日本だけプリントを配っていた(汗)

芸能人が不祥事をしたときくらいに活躍するFAXを未だに使っているのが日本

 

学んでいくチャンス

・手間暇かかるのが民主主義の良さ

GOTOトラベルがトラブルになっても大目にみましょう

・ひとりひとりを大事に

子どもの権利条約だけでなく

女性の権利、障害者の権利も

 

・ある都内の中学校でアンケートから

先生も生徒も

自分を見つめるようになった

自分に変化が、見られるようになった

・デンマークに留学を希望する生徒

デンマークでは

学校運営に子ども委員が関わっていることで責任感、義務感が生まれる

・大学進学をやめることを決めた生徒

日本の教育を変えるための運動をしたいためだそうです

 

・9月入学について

本当に伝えたかったこととして

・学年主義、履修主義の日本の大学一年生の平均年齢は18.3歳

・世界では習得主義

大人になってからも学ぶ機会としての大学(生涯学習 無料)

世界を旅したりボランティア活動をしてから大学に入る人が多いため

大学一年生の平均年齢は22.3歳(北欧は25歳)

 

・個別教育

オランダの学校が進んでいる

 

・広島県の例

オンラインで授業ができない子どもは学校で受け入れた

・熊本県での例

災害があったことでオンラインの環境ができていた

など

・修学旅行はVRで

京都ではオプションで舞妓さんやバスガイドさんとしゃべれる

海外の学生にも好評

 

最後に

●ピンチをチャンスに!

子どもと大人とがパートナーシップを築いて乗り越えていきましょう!

と締め括られました。


休憩を挟んでシンポジウムです。

子ども実行委員と尾木ママが

子どもの権利条約について語り合いました。

 

・生きる権利など大切なもの

・知らない人のいないようにしなければ

・なかなか授業では教えてもらえない

子どもの権利が当たり前だということ

学ぶことが当たり前だということを

知らない人が多すぎる

・自分の体験から子どもの権利があることを知った

・なんか面白そうだなと思って参加した

・参加して学べば自分にできることがあるのでは

学校で配ったプリントがきっかけで子どもの権利条約について知る、学ぶことになっている

 

こども六法という本がお薦め

子どもにとって「戦う武器」となる

子どもの権利を知ってもらうためにも学校が重要です

 

大人に向けて伝えたいこと

・先生になるときには子どもの権利条約を学んでほしい

・学校で学べる機会を作ってほしい

・理解できない校則について

校則と子どもの権利条約

人権侵害にあたる校則は撤廃することになってきている

はっきりと法律違反だと伝えないと改善しないことも

 

・先生にも権利条約のことを学んでほしい

・先生にも成績を?

親が我が子に手をあげると虐待

体罰は指導や躾ではないことを知りましょう

 

・学校にも本を持っていって読みたい

・男女で違う対応となる校則

「LGBTQ」性差別は間違いであり選択の多様性を認めましょう

 

・どうやったら大人になれるのか?大人とは?

自己決定、責任が取れる、自立できるかどうか

(経済的、社会的、精神的自立 、身体的自立)

健康を守る視点での「成人年齢」もある

・子どもの権利について

●生きる権利

●成長する権利

●守られる権利

●参加する権利

学校でしっかりと教えてほしいこととして

18歳の投票率が低いことの対策で模擬投票などを行う必要があるが

学校で実施できないのは議員からのクレームによる場合があることも

 

権利条約について学んで良かったところ

・友達からの相談にものれるようになった

・いじめられている友達を守れるようになった

仲間と手をつなぎ自分自身の生き方をするために

権利条約について学んでください!

 

そして、「大人の事情」と戦っている大人を信用して!

 

尾木ママからのメッセージでした

 


明日15日(日)

分科会A 明橋大二先生の講演会

「子育てハッピーアドバイス 〜子育てがラクになるコツ教えます〜」に続きます


子どもの権利条約フォーラム2020in南砺

なんとキッズ ライツフェス 

のお知らせです

南砺市PTA連絡協議会は

15日(日)10時から行われる分科会/午前の部を担当します。

 

分科会の内容は・・・

心療内科医で南砺市政策参与もつとめておられます

明橋大二氏の講演

「子育てハッピーアドバイス 〜子育てがラクになるコツ教えます〜」

です。

 

明橋先生には

南砺市P連が開催した

なんと教育フォーラム2011では

自己肯定感の大切さを話していただきました。

今回も、ほっこりするようなお話をお聞きできると期待しています。

 

参加費は無料ですが250名限定で行いますので

申し込みはお早めに!

臨時託児室も用意します(2週間前までに予約が必要です)ので

小さいお子さんがいる家庭の方も安心して参加ください!!

 

申し込みは下記のボタンから