京都外国語大学 英米語学科教授
ジェフ・バーグランド氏の基調講演
「OH! 家族 地域・人・絆 〜子どもたちの笑顔のために〜」
が行われました。「ガイジン」でありながら「関西人」のジェフ教授の講演は
専門用語と嚙みくだいた分かりやすい表現とを織り交ぜた軽妙で楽しい内容でした。
例えば・・・
日本は「受信者責任型言語」
地震→ノドが渇いた→水が届く→必要なヒト(お年寄り、子ども、身体の弱い人)に先に配る
アメリカなどは「発信者責任型言語」
地震→ノドが渇いた→水が届く→ヒトを押しのけて水を取って飲む
さらに・・・
・身体の前方で両手を組む
上になるのは右手の親指?左手の親指?
・身体の前方で両腕を組む
右腕が上になる?左腕が上になる?
他に・・・靴を脱ぐのは右足?左足?
(ちなみに”正解”はありません。安心してください、統計では右か左かは半々だそうです)
このことを自分で確認した後に
会場の前後左右の初対面同士で「私は〇〇というものです。ミギ、ミギです。」などと紹介しあいましたが
このことだけでも結構盛り上がることができました。
普段と反対に手や腕を組むと違和感があります。
自分とは違う腕の組み方をする人に対しては違和感があります。
この違和感を感じることこそが自分以外の他人との関わり
それが「家族であり地域であり人との絆」だそうです。
「違和感を感じる」このことを喜ぶべきだそうです。
最後にジェフ教授から・・・
「ウチに帰って子どもに聴いてみて!手の組み方、腕の組み方、靴の脱ぎ方を
オマエそうやったんかーって『たのしく』なるよ!!」
だそうです。
皆さんも聞いてみてください!